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第七話 ルーツ 

   《かねよ庭園内にある東海道五十三次大津宿看板    提供近藤工芸》
第七話 ルーツ _c0078659_17191170.jpg
わしがここに来た頃はまだ牛車が主流で自動車も電車もない時代じゃったのぉー 積荷の重みで石畳がへこむ(車石)ほどの交通量でそらぁー賑わっとった 特にこの地は逢坂の関所があり京の都に出入りする東海道の大津宿が立ち並ぶ繁華街じゃった・・・その中に一軒の峠茶屋があり気立                                                            ての良い看板娘がおったのじゃ 伊勢から京への魚行商の米吉と言う若者がいつもこの店でお茶しておってのぉー そのお茶のうまさ水の良さに惚れ込んで開いたお店が「かねよ」とゆーことじゃ!生命力の強いうなぎならこの地まで生きたまま運べこの清流で引き締めよりうまさが増すと考えおったのじゃな 気立ての良い看板娘もいつしかおかみとなりより繁盛していきおったのじゃよ そのおかみも寄る年波には勝てずその代わりの大看板としてわしがこの地にやって来たのじゃ!それが今じゃ看板どころか粗大ゴミ扱いじゃ!ブツブツ 130年の垢を逢坂の清流で洗い流してもらいたいもんじゃのぉー「やまもっさん!」
by kaneyo01 | 2006-09-08 18:01 | 鬼の念仏
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