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第十九話 吃の又平 下の巻

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さて わしらの育ての親 岩佐又兵衛こと吃の又平を題材とした
近松門左衛門作「傾城反魂香」は、初演が1708年というから宝永5年のことじゃー
傾城とは読んで字のごとく城が傾くと言うじゃー 
城が傾くくらいに美人のおなごで・・・ まあーここでは太夫とか遊女の類の事じゃが
クレオパトラか楊貴妃と言ったところじゃろう
反魂香(はんごうこう)とは中国のお香で死者を蘇らせると言う香の事でこのお香を焚いてわしや(鬼の念仏)や仲間をこの世に蘇らせて悪者を退治すると言う話らしい

歌舞伎では1719年享保4年が初演で上・中・下からなる三段物の御家騒動物らしいのじゃが 現在、上演されているのは「吃又」と呼ばれている場面のもので 六代目菊五郎が芸術家の苦悩を演じた又平が現在に踏襲されているらしいんじゃが・・・ わしにはさっぱりわからんのぉー
あらすじはと言うと女房のおとくとの夫婦愛が奇跡を呼ぶというのが見所になっておって 言葉の不自由な夫に代わってよく喋って助け出世させると言う今ではありえない内容になっておるのじゃー  
歌舞伎の世界はよーわからん! ボロが出るからこのへんにしとくぞ!

それにしても 城が傾くくらいのベッピンさんにわしも入れ込んでみたいもんじゃのぉー
by kaneyo01 | 2006-12-19 19:55 | 鬼の念仏
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